2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

スパダリていたむ×サキュバスアダムの冒頭

ツイッターは便利だな。とアダムはいつも思う。名前も匿名だし、顔も隠せるし、きれいに加工もできる。「こう・・・・かな?」アダムはベッドに寝転がって、自撮り棒を持つ。セットをしているスマートフォンで何枚も写真を撮る。ポイントは顔は絶対に見せな…

博士🍩×人造あだむの話の最後

それから、アダムとドーナルの不思議な共同生活が始まりました。自分に起こったことが理解できず、アダムは呆然と過ごしていました。ドーナルは優しくアダムの世話ををします。「もう君は、排泄もしないし、汗もかかない。でも永遠に生きれるんだ。素敵なこ…

博士🍩×人造あだむの話の続き

どれぐらい経ったでしょうか。 次にアダムが目を覚ましたとき、アダムはベッドの上にいました。天井を見上げていると、咳をする音が聞こえました。「気がついたかな?一週間君、ずっと寝てたよ」声の主を見ると、赤い髪の毛の男が立っていました。アダムはそ…

博士🍩×人造あだむの話の冒頭

昔、昔あるところにアダムという男がおりました。アダムは背が高く、気持ちの優しい男で、真面目で働き者でした。贅沢な暮らしができる稼ぎはありませんでしたが、優しい妻と、生まれて半年の娘がアダムにはいました。文句一つ言わずアダムに寄り添う妻と、…

美大生ドーナル×シングルファーザーアダムの最終章

ドーナルがアダムに愛を告白してから丸一日が経とうとしていた。ドーナルは夜勤のアルバイトをいれて部屋には戻らなかった。それは前から言っていたことだったのでアダムもわかっていた。(偶然でも助かった・・・)朝方に戻ってきたドーナル。ローズは保育…

美大生ドーナル×シングルファーザーアダムの続きその3

一ヶ月が過ぎようとしていた。ドーナルはローズを世話して、思う存分絵画制作に没頭した。ただ、どうしても個展の作品ができない。イメージはあるのだが、形にならない。ドーナルはため息をついてキャンバスを見つめた。「だめだ・・・こんなんじゃ・・・」…

美大生ドーナル×シングルファーザーアダムの続き

「あそこの美術大学の生徒なんですね・・・」ドーナルは目の前にいるアダムを呆然と見つめていた。「僕はこの先にある大学の非常勤講師で・・・社会学を教えています。実は、半年前に妻をを・・・事故で亡くしてまして」亡くした。という言葉にドーナルは、…

美大生ドーナル×シングルファーザーアダムの冒頭

ゴッホは生きてるうちに絵が売れずに、孤独に死んでいった。 「かわいそうに・・・」ドーナルはゴッホの画集を眺めながら呟いた。部屋の床には描きかけクロッキーが散乱している。あと一ヶ月したら部屋を出ていかなければならない。このアパートメントは取り…